鈴木春信展 江戸の恋-
2017年10月31日
千葉市美術館で開かれていた『鈴木春信展 江戸の恋 ボストン美術館浮世絵名品展』に行きました。
はじめて訪れる千葉市美術館は、千葉駅から歩いて15分ほどの散歩にはちょうど良い距離で、千葉市中央区役所ビルの上層階にあります。
今回の展覧会は、浮世絵のコレクションでも知られるボストン美術館から来日した多数の鈴木春信の作品が核です。
これほど多くの鈴木春信の浮世絵を見るのは、もちろんはじめてのことで、とくに見立絵というジャンルのものは、絵から読み解くという点で好奇心を満たす仕組みになっています。
館内で撮影可能なパネルにもなっていた「屋島の合戦」などは読み解く楽しみがたくさんあるものでした。
企画展 上村松園-美人画の精華-
2017年10月22日
広尾の山種美術館で開かれている上村松園の企画展に行ってきました。
美術館が誇る日本屈指の松園コレクションのほか、近代画家による美人画がバラエティ豊かに紹介されていました。また、鈴木春信や鳥居清長、喜多川歌麿らの貴重な美人画の浮世絵も見応えがあります。
もっとも印象にのこるのは、何と言ってもその画中に物語を感じる上村松園の「牡丹雪」でした。
ボストン美術館の至宝展
2017年10月15日
上野の東京都美術館で開かれていた「ボストン美術館の至宝展」に行ってきました。
世界有数とされる約50万点のコレクションから、古代エジプト美術にはじまって、現代美術にいたるまで東西の名品の数々を見ることができました。
目玉の一つが江戸時代に活躍した絵師、英一蝶の涅槃図で、今回大修理を経て約170年ぶりに初めて里帰りしたそうです。多くの人がその画の前で足をとめていますが、その大きさと細密さ、色彩の鮮やかさには圧倒されます。
そして、ポスターにもなっているゴッホのルーラン夫妻の肖像画2点同時展示もまた見逃せません。
東京事務所移転8周年
2017年10月5日
本日5日は、東京事務所が現在の千代田区内神田に移転して満8年の日です。
お客様、関係するみなさまからのご支援を受けこの日を迎えることができました。厚く御礼を申し上げます。
変化をとらえ続け、これからもお役に立てるよう取り組んでまいります。
達谷窟毘沙門堂にて
2017年9月27日
岩手県平泉町の達谷窟毘沙門堂を訪ねました。
窟(いわや)を構造の一部として建てられたお堂はまさに奇観です。
お堂の縁起によると、この窟に塞を構えていた蝦夷を、801年に征夷大将軍、坂上田村麻呂が征伐をした戦勝のお礼として毘沙門天を祀ったのがその始まりとのこと。
現在のお堂は創建以来5代目であり、焼失などがあってもその都度建て替えられ、その祭事は天台宗の達谷西光寺によってこんにちまで連綿と続けられていることに感嘆します。
2013年10月に訪れた岩手県の胆沢城跡もまた坂上田村麻呂ゆかりの地であり、東北各地に残る伝承の地を訪ねるのはなかなか良いものです。
境内にはヒガンバナが咲いていました。