異端の鬼才 ビアズリー展
2025年4月18日
丸の内の三菱一号館美術館で開かれている「異端の鬼才 ビアズリー展」に行きました。
ロンドン・ビクトリア&アルバート美術館から多数の作品が来日し、その中には原画が多く含まれています。ビアズリーに触れるのは同館で開かれた「ザ・ビューティフル 英国の唯美主義1860‐1900」展以来ですが、今回はビアズリーの回顧展とあって、画家の初期の作品から最晩年の作品まで見られます。
展示からは同じ世紀末に活躍した画家たちと影響し合っていることが良くわかりましたし、当時の社会がビアズリーをどう見ていたかの理解も深まりました。
美術館の修繕工事が昨秋に終わって初めての訪問です。
雨で人もまばらな中庭。
松山智一展 FIRST LAST
2025年4月15日
麻布台ヒルズギャラリーで開かれている「松山智一展 FIRST LAST」に行きました。
私としては約4年ぶりとなる松山氏の個展です。
ニューヨークを拠点に、最先端のアートを生み出し続けている松山氏ですが、絵画にとどまらない創作の広がりを感じます。
西洋絵画の名画といわれるもののポーズや日本絵画の花鳥画のモチーフを巧みに採り入れた絵画は特に興味深いものです。
内神田一丁目計画-その10
2025年4月11日
私どもの事務所の近くで進んでいる「内神田一丁目計画」の近況です。
鉄骨が地上26階まで組みあがり、外壁の取り付けが進んでいます。窓ガラスが外光をよく反射するので、周りの景色まで変わりつつあるように感じます。
円空仏
2025年3月29日
日本橋の三井記念美術館で開かれている「魂を込めた円空仏-飛騨・千光寺を中心にして-」に行きました。
円空展へ行くのは2013年の東京国立博物館以来ですから12年ぶりです。
今回の展覧会は飛騨・千光寺が所蔵する仏像を中心に多数の円空仏が展示されていて、『両面宿儺像』にも再会することができました。
その造形はほかの仏師とは比較できない独得のもので思わず魅入ってしまいます。また、詳しい解説は円空を理解するのにとても役立ちました。
歌舞伎を描く
2025年3月14日
丸の内の静嘉堂文庫美術館で開かれている『豊原国周生誕190年 歌舞伎を描く-秘蔵の浮世絵初公開!』に行きました。
展示は歌舞伎役者の浮世絵のうちでも幕末・明治に制作されたものが中心で、普段はなかなか観る機会がないものでした。展覧会のタイトルにもなっている豊原国周の作品も数多く見られます。
静嘉堂文庫美術館はほぼ2年ぶりです。