下村観山展

下村観山展

2026年4月28日

 竹橋の東京国立近代美術館で開かれている「下村観山展」に行きました。
 能楽師の家に生まれ、幼いころから才能を発揮し、日本画の新たな時代を切り拓いたとされる観山の主要な作品が一堂に会した貴重な展覧会です。
 広いジャンルの表現のなかでも琳派の流れを感じさせる作品が私にとって印象的でした。
 1873年に生まれた日本画の下村観山と1874年に生まれた洋画の鹿子木孟郎。今年の春は同時代に違う道で活躍した画家の作品を同じ時期に堪能できるという恵まれた春でした。
下村観山展パネル
近代美術館前庭
平川橋から美術館を望む。
平川橋から近代美術館を望む
大手町方面。
近代美術館から大手町方面を望む

歌仙 在原業平と伊勢物語

2026年4月16日

 日本橋の三井記念美術館で開かれていた『特別展 生誕1200年 歌仙 在原業平と伊勢物語』に行きました。
 平安時代の歌人として知られる在原業平と伊勢物語にまつわる絵画や工芸、書など、優れた作品が展示されています。その展示や解説を通じて、これまでの断片的な在原業平や伊勢物語の知識がつながり、伊勢物語の時代を超えた人気の高さが少し理解できたような気がします。
 絵画という視点では、段と呼ばれるエピソードごとのシーンの描かれ方が形式化されているところが興味深く、また、絵師たちに与えた影響の大きさがうかがえます。
 毎年見ることにしている根津美術館の「燕子花図屏風」もまた、伊勢物語第9段「東下り」がモチーフとされています。
三井本館ビル
在原業平と伊勢物語

生誕151年からの鹿子木孟郎

2026年4月3日

 六本木の泉屋博古館東京で開かれている『特別展 生誕151年からの鹿子木孟郎 ―不倒の油画道』に行きました。
 東京で開かれる鹿子木孟郎の回顧展としては約四半世紀ぶりということで、私にとってもほとんど未知の画家との出会いでした。
 明治の始めに生まれた鹿子木は、絵画を学ぶために3度にわたってフランスへ留学をしていて、当時のパリでアカデミズムを吸収し、帰国後は日本の近代絵画に大きな影響を与えたとされています。
 すでに印象派が社会的に認められていた当時において、鹿子木がアカデミックな表現を追求したことが作品から伝わってきます。展示の中に鹿子木による印象派風の作品があったのは意外でした。
泉屋博古館東京
雨の日の桜も良いものです
泉屋博古館東京前庭の桜
手入れの行き届いた庭
泉屋博古館東京前庭
神谷町駅からの緑道
神谷町緑道

カタリウム

2026年3月23日

 京橋のアーティゾン美術館で開かれている「カタリウム」展に行きました。
 展覧会の概要によると、「カタリウム」とは「語り」と、空間を表す「リウム (-arium)」でつくったことばだそうです。
 「語り」をテーマに選ばれた展示品はあらゆる時代のものがあって興味が尽きません。
 なかでも鎌倉時代に作られた『平治物語絵巻 常盤巻』はとても見応えがありました。平治物語絵巻といえば2022年にボストン美術館展で見た『平治物語絵巻 三条殿夜討巻』を思い出します。
カタリウム展

スウェーデン絵画 北欧の光、日常のかがやき

2026年3月14日

 上野の東京都美術館で開かれている「スウェーデン絵画 北欧の光、日常のかがやき」展に行きました。
 本展は東京都美術館開館100周年を記念して開かれる展覧会の第1弾です。
 近年注目を集めるスウェーデン美術の黄金期とされる19世紀末から20世紀にかけての作品がスウェーデン国立美術館からやってきました。
 当時の芸術の中心であったフランスの影響を受けつつも、スウェーデンの自然など独自の絵画世界を創り出したことがよくわかります。
 スウェーデンの絵画をはじめ北欧の絵画からはしばらく目が離せません。
スウェーデン絵画
スウェーデン絵画撮影用展示

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