コベナンツの活用術

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コベナンツの活用術

2013年9月14日 :税理士ブログ

  金融用語でコベナンツ(Covenants:英語)という言葉があります。
  コベナンツとは、契約条項や約款という意味を持ちますが、金融用語としては融資や社債の財務制限事項の意味で用いられることが多く、借り手の財務指標が一定の基準を満たさなくなった場合に貸し手から契約解除による返済を求められたり、金利上昇のペナルティを課されたりするものです。
  一般には銀行団による協調融資や社債など大口の取引で用いられ、貸し手にとってメリットのあるものですが、借り手にとってもコベナンツがあることで担保提供を省略できる場合もあるなど、デメリットばかりとは限りません。
  このようにコベナンツは本来外部との約束事ですが、借り手においてコベナンツの財務指標だけを切り出してうまく経営に採り入れれば、自社の財務規律を保つのに役立つのではと考えます。
  コベナンツで設けられる項目としては、純資産額維持、自己資本比率維持、利益維持、負債額維持、負債比率維持、インタレスト・カバレッジ・レシオの維持、債務償還年数の維持などです。これらのうち、会社の経営計画などで指標となっていないものを採り入れることにより自社の財務体質をより強固にする可能性が生まれます。
  経営計画が利益(やキャッシュフロー)計画に偏っている場合は是非検討してみてはいかがでしょうか。

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