特別展 国宝 燕子花図屏風 歌をまとう絵の系譜
2016年6月15日
少し前のことになりますが、南青山の根津美術館で開かれていた尾形光琳の燕子花図屏風を主に据えた展覧会に行ってきました。
燕子花図屏風は毎年この季節に展示され、今年も見ることが出来ました。
今回のテーマは、和歌とかかわりを持つ絵画作品が展示されており、歌が日本の伝統的な絵の画題になっていることを改めて感じる展示でした。燕子花図屏風は伊勢物語の一節に基づくと考えられているようです。
庭園の燕子花もちょうど見頃でした。


カラヴァッジョ展
2016年6月9日
上野の西洋美術館で開かれている「カラヴァッジョ展」に行きました。
早くから絵の才能に恵まれたカラヴァッジョでしたが、あるとき殺人を犯して逃亡生活を余儀なくされたようです。今回はその逃亡後に描かれた作品の展示もあり、これらの作品は静寂さをたたえていてとても印象的でした。
そのほかにも「メドゥーサ」などは思わず見入ってしまう不思議な力を感じました。
カラヴァッジョの光と闇の画法に影響を受けた後世の画家たちの作品も展示されていてこちらも見ものです。

税理士研修 年間36時間
2016年5月31日
平成27年度に税理士が所定の研修を年間36時間受けることが義務化されてはじめての1年が過ぎました。この義務化は税理士の質の維持・向上を担保するための制度改正です。
先日、東京税理士会から下の写真のような今年度の研修履歴カードが送られてきました。このゴールドのカードは、平成27年度に規定の36時間を終えた人に届くそうで、それなりの達成感を感じています。
この義務化は、よりよい仕事をするための必要条件ではあっても十分条件ではないと肝に銘じ、日々の研鑽を欠かさないよう決意を新たにしたところです。

奥村土牛 画業ひとすじ100年のあゆみ
2016年5月24日
山種美術館で開かれていた奥村土牛展に行きました。
開館50周年記念の特別展の第一弾ということです。美術館が画家の無名時代から支援し、蒐集した所蔵品が数多く展示されていて、100歳を超えてもなお絵筆をとり続けた画業をたどることができました。

ITO TO ITO
2016年5月15日
表参道にあるニューヨーク近代美術館のデザインショップへは近くに行く度にのぞくようにしているのですが、同じフロアで清川あさみさんという気鋭のアーティストの15周年新作個展が開かれていて、思わず引き込まれて見てきました。
「ITO TO ITO」という題で糸を使ったアートの展示がされていました。中でも面白いと思ったのが、小説や詩集のページにその小説や詩集のテーマをモチーフに刺繍をするというものです。特に好きになったのは、高村光太郎の智恵子抄にある「レモン哀歌」のページに鮮やかにレモンが刺繍されたものです。






