憧憬の地 ブルターニュ ―モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷
2023年6月17日
上野の国立西洋美術館で開かれていた「憧憬の地 ブルターニュ ―モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷」に行きました。
本展では、フランスのなかでも古くからのケルト文化を色濃く残すブルターニュ地方に魅せられ、その地を描いた画家たちの作品を見ることができました。
画題としてのブルターニュはすでに19世紀のロマン主義に始まっていて、続いて印象派からポン=タヴァン派、ナビ派に至るまで、多くの画家がこの地を訪れて作品を残していることが良くわかります。
また、明治以降にフランスに渡った日本人画家がブルターニュを描いた作品のコーナーもあり、ブルターニュが多くのインスピレーションを画家たちに与えていたことがわかります。
大阪の日本画
2023年6月4日
東京駅の東京ステーションギャラリーで開かれている「大阪の日本画」展に行きました。
大阪は、商工業都市として東京や京都とは異なる独自の文化圏を持ち、その大阪が生み出した近代日本画を集めることでその独自性を際立たせるテーマとなっています。ちょうど最近の近代大阪画壇への注目と響き合った内容です。
展示では、明治から昭和前期に大阪で活躍した北野恒富の作品も複数あり、思わず見入ってしまいました。
見終えた後は丸の内北口をぼんやり眺めます。
特別展 国宝・燕子花図屏風
2023年5月20日
南青山の根津美術館で開かれている「特別展 国宝・燕子花図屏風」に行きました。
毎年、庭園のカキツバタの咲く頃に展示される「燕子花図屏風」を今年も見ることができました。
今回の企画は、光琳の「燕子花図屏風」を中心として同時代に描かれた作品が展示され、近世絵画の光琳前と光琳後の移り変わりをたどれる内容でした。
当日は好天に恵まれ、庭園のカキツバタは見頃を迎えていました。
令和5年神田祭
2023年5月14日
私どもの事務所は千代田区内神田にあり神田明神の氏子町です。神田祭は隔年で斎行されるならわしですが、一昨年はコロナ禍のため中止になりました。今年は令和元年から四年ぶりの斎行で、コロナ後の日常を取り戻す象徴のひとつと言えるでしょう。
こちらは氏子町神輿神霊入れの日の様子です。
こちらは神輿宮入の日に各町会の神輿が発つ前の様子です。
こども神輿も見事です。
ルーヴル美術館展 愛を描く
2023年5月10日
六本木の国立新美術館で開かれている「ルーヴル美術館展 愛を描く」に行ってきました。
ルーヴル美術館のコレクションのうち、西洋絵画における多様な愛の表現がを集めた企画で、16世紀から19世紀半ばまでの画家たちが描いた作品を見ることができます。
展示品のうち、数においても内容においても最も充実していたのは18世紀のロココ様式から19世紀はじめの新古典主義・ロマン主義までのフランス絵画です。このコーナーではルーヴルのなかでも名品といわれるものを見ることができます。
会場の一部の作品は撮影が可能で、次の写真中にあるフランソワ・ジェラールの『アモルとプシュケ』などもその一枚です。