カヴァレリア・ルスティカーナ(Cavalleria Rusticana)鑑賞

カヴァレリア・ルスティカーナ(Cavalleria Rusticana)鑑賞

2022年4月24日

 すみだオペラ合唱団員の知人からのお誘いで、すみだオペラ第9回公演、マスカーニ作、歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」を鑑賞しました。
 第4回公演から毎回鑑賞していて、前回の2019年の第8回「アイーダ」から3年ぶりの開催です。3年ぶりとなったのは新型コロナのためで、今回は歌劇方式ではなく演奏会形式にしたり、入場者数を制限したり、感染症対策と両立させながらの開催でした。
 オーケストラ・ソリスト・合唱団のみなさんの熱演は、制限された演出を忘れさせてくれるような素晴らしいものでした。よく知られた美しく哀愁に満ちた間奏曲も聴き所でした。
すみだオペラ入り口看板
 会場の曳舟文化センターは大規模な改修を終えたばかりでした。

メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年

2022年4月22日

 六本木の国立新美術館で開かれている「メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年」に行きました。
 ニューヨークのメトロポリタン美術館のコレクションのうち、ルネサンスから近代に至るまでの西洋美術史を理解するうえで重要な65作品が展示されていました。これは、メトロポリタン美術館で現在行われている改修工事のおかげです。
 西洋美術史上、ルネサンス、バロック、ロココなど各時代様式の作家の作品のうちでも名品と言われるものが揃っているのは圧巻です。
 ティツィアーノの『ヴィーナスとアドニス』の晩年作と考えられているバージョン、レンブラントの『フローラ』、フェルメールの『信仰の寓意』、だいぶ時代が下がってジェロームの『ピグマリオンとガラテア』は特にお薦めです。
 フェルメールについては、上野の東京都美術館で開かれていた「ドレスデン国立古典絵画館所蔵 フェルメールと17世紀オランダ絵画展」において『窓辺で手紙を読む女』が展示されていて、同じ時期に別々の展覧会でフェルメールを見られるというなかなかない機会でした。
メトロポリタン美術館展
メトロポリタン美術館展クリヴェッリ

ドレスデン国立古典絵画館所蔵 フェルメールと17世紀オランダ絵画展

2022年4月16日

 上野の東京都美術館で開かれていた「ドレスデン国立古典絵画館所蔵 フェルメールと17世紀オランダ絵画展」に行きました。
 館の主要なコレクションは、17世紀から18世紀のザクセン選帝侯の時代に始まったもので、館名にもある古典絵画の分野ではヨーロッパでも指折りです。やはり経済の繁栄と芸術の興隆は切り離せません。
 さて、本展の目玉であるフェルメールの『窓辺で手紙を読む女』は、つい最近大がかりな修復を終えたことが話題になりました。というのは、その修復がただの修復ではなく、フェルメール自身が描き、後世に塗りつぶされたキュービッドが約300年ぶりに現れるという美術史を書き換える”事件”だったからです。
 また、フェルメールで霞んでしまった感のある「17世紀オランダ絵画」ですが、レンブラントをはじめ、ハルスやステーンといったオランダ絵画の黄金時代に活躍した画家たちの名画の存在感も際立っています。
東京都美術館
 壁に現れたキューピッドで寓意がより明確に。
フェルメールと17世紀オランダ絵画

M式「海の幸」森村泰昌

2022年4月4日

 だいぶ前のことですが、京橋のアーティゾン美術館で開かれていた『M式「海の幸」森村泰昌 ワタシガタリの神話』に行ってきました。
 現代芸術家の森村泰昌氏が当館所蔵の青木繁の「海の幸」や自画像にインスパイアされて制作した作品を展示する企画でした。もちろん青木繁のコレクションも見られます。
 セルフポートレート写真で良く知られる森村氏のセルフポートレートはここでも登場し、青木繁の作品の違った面を気づかせてくれたように感じます。
M式海の幸

印象派 画家たちの友情物語

2022年3月24日

 だいぶ前のことになりますが、京橋のアーティゾン美術館に行きました。
 展覧会のテーマは「印象派 画家たちの友情物語」として、石橋財団コレクションが保有する印象派の名品中の名品を数多く見ることができました。
 会場で配布された印象派の画家たちの交流相関図は、とてもわかりやすくできていて、おかげでこれまで見たことのある名品も別の角度から見ることができたような気がします。
印象派画家たちの友情物語
 もう一つのテーマ展示「挿絵本にみる20世紀フランスとワイン」では、挿絵本に描かれたワインを見ることができて、アートの視点でワインを楽しめました。
石橋財団コレクション

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