ルーヴル美術館展
2015年6月4日
六本木の国立新美術館で開かれていたルーヴル美術館展に行ってきました。
テーマが「日常を描く-風俗画に見るヨーロッパの真髄」ということで、主に日常生活を描いた選りすぐりの作品が並んでいました。
目玉はフェルメールの天文学者とティツィアーノの鏡の前の女とされていますが、フランスやフランドルの名作の数々も見ものです。ルーヴルに1点しかないピーテル・ブリューゲルの作品が来ていたことには驚かされました。
グエルチーノ展~よみがえるバロックの画家~
2015年5月31日
上野の西洋美術館で開かれているグエルチーノ展に行きました。
グエルチーノの名を聞いてもあまりピンと来なかったのですが、特に近年では再評価が試みられ、イタリアを中心に大きな展覧会が開かれているそうです。
今回の展覧会は日本初ということで、作品は主にイタリアのチェント市立絵画館からやって来ました。チェントは、3年前の2012年5月20日に地震の被害を受け、その絵画館は現在もなお閉館を余儀なくされています。今回の展覧会は復興事業の一環で収益がその復興に充てられるとのことです。
作品は宗教画の大作が中心で、聖書の場面が数多く登場します。特に印象に残ったのは1622年頃の作とされる「聖母被昇天」でした。
西洋美術館といえば、常設展ではフェルメールに帰属するとされて話題の「聖プラクセデイス」が展示されていて興味をそそります。
燕子花と紅白梅 光琳デザインの秘密 尾形光琳300年忌記念特別展
2015年5月17日
青山の根津美術館で開かれている『燕子花と紅白梅』を見てきました。
尾形光琳の代表作とされる燕子花図屏風と紅白梅図屏風が同時に見られるとあって、たくさんの人が押し寄せています。
この2作との再会の喜びをかみしめる一方で、他のすぐれた作品との新たな出会いもありました。
行ったときはちょうど庭園のカキツバタが見頃でした。