三渓園にて

三渓園にて

2016年5月8日

 5月のある晴れた日に横浜本牧の三溪園に行きました。ながらくそこに「三溪園」という庭園があることは知っていましたが、最近になってようやくすばらしい庭園のほかにも移築された古建築があることを知って初めて訪れました。
 園名は生糸貿易で財をなした明治の実業家原三溪にちなんでいます。岐阜県出身で、その後横浜の原家に養子に入って家業を継ぎ、事業を成功させますが、同郷ということで何となく親近感があります。
 季節の良い時期の建物を巡る園内散策は気持ちの良いものでした。
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美の祝典 やまと絵の四季

2016年5月4日

 出光美術館開館50周年記念として、今年度はいくつかのテーマで展覧会が開かれていますが、その第一弾である「美の祝典 やまと絵の四季」を見てきました。
 やはり一番の見所は「伴大納言絵巻」で、10年ぶりの展示とのことです。応天門の炎上をめぐる伴大納言の物語を絵巻にしたもので、炎の迫力や、貴族、役人、民衆それぞれの登場人物の描写は、ストーリーの展開とともにとても興味深いものがあります。
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はじまり、美の饗宴展~すばらしき大原美術館コレクション

2016年4月23日

 六本木の国立新美術館で開催されていた、大原美術館展に行ってきました。
 国内の美術館の特別展が開かれる機会は限られており、いかに大原美術館のコレクションがすぐれているかがうかがえます。
 エル・グレコの受胎告知をはじめ、ヨーロッパから渡ってきた数々の作品のみならず、近代日本の洋画のすばらしい作品が展示されていました。
大原美術館

ボッティチェリ展

2016年4月17日

 上野の東京都美術館で開かれていたボッティチェリ展に行きました。
 日伊国交樹立150周年記念として、初期ルネサンスを代表する画家の作品がまとまって来日しました。
 みどころはボッティチェリの20点以上の作品で、メディチ家がフィレンツェを追われた後の作品も一緒に見ることができ、画業の変遷がうかがえます。師であるフィリッポ・リッピの作品も見ものでした。
 作品をひとつ紹介します。「ラーマ家の東方三博士の礼拝」です。聖書の一場面を題材にとってラーマ家からの依頼によりメディチ家のひとびとを描いたものとされ、ボッティチェリの自画像といえばこれ、とされる人物も描かれています。
ボッティチェリ

フェルメールとレンブラント 17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち展

2016年3月11日

 六本木の森アーツセンターギャラリーで開かれている「フェルメールとレンブラント展」に行きました。
 目玉はニューヨークのメトロポリタン美術館所蔵のフェルメールとレンブラントのそれぞれ1点ずつの作品ですが、ハルスやヤン・ステーン、メツーといった画家たちの優れたオランダ絵画を十分に楽しむことができました。
フェルメールとレンブラント

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