北斎のまく笑いの種
2024年1月13日
しばらく前のこと、墨田区のすみだ北斎美術館で開かれていた「北斎のまく笑いの種」に行きました。
笑いは人が生きていくうえで欠かせないものでしょう。江戸時代には狂歌や滑稽本、落語などの文化が花開き、浮世絵の世界でも様々な笑いの表現がされてきたことを改めて発見できました。
笑顔自体の表現もさることながら、笑いを誘うできごとやしぐさにも注目です。
美術館の外観です。
内神田一丁目計画-その2
2023年12月25日
私どもの事務所の向かいで進行中の「内神田一丁目計画」現場に大きなクリスマスイルミネーションが現れました。
日中の工事を終えた夜間の工事現場のクレーンから、星形と4本の光のワイヤーが吊るされてクリスマスツリーのようです。しばし足を止めて見とれてしまいました。
日本民藝館 西洋工芸の美
2023年12月25日
しばらく前のこと、目黒区駒場の日本民藝館に初めて行きました。
民藝運動の柳宗悦が企画し、1936年に開設された当館のことは3年前の大津絵の展覧会で知りましたが、それ以来、その大津絵のコレクション見たさに訪れたいと思い続けていました。
残念ながら今回は大津絵のコレクションは展示されていませんでしたが、西洋工芸の美と題して、かつて実用品として使われていた陶器や木工、金工の工芸品の数々が展示されていて日本への影響をうかがわせるものもあり興味が尽きませんでした。
日本民藝館の外観です。道路を挟んだ反対側には旧柳宗悦邸があり曜日によっては公開されていて、訪問した日は見ることができました。
もうひとつの19世紀 ―ブーグロー、ミレイとアカデミーの画家たち
2023年12月21日
国立西洋美術館の版画素描展示室で開かれていた「もうひとつの19世紀 ―ブーグロー、ミレイとアカデミーの画家たち」に行きました。
この小企画展は常設展示室内にあって常設展に入場すると見ることができるものです。
19世紀後半の絵画における新たな動きは、アカデミーが守ってきた古典主義的な絵画にも影響を与えていて、その様子が良く伝わってくる展示でした。
本館と新館に囲まれた中庭の様子。柔らかな日差しが降り注いでいました。
デイヴィッド・ホックニー展
2023年12月11日
木場の東京都現代美術館で開かれていた「デイヴィッド・ホックニー」展に行きました。
現在、世界で最も人気のある作家のひとりと言われるデイヴィッド・ホックニーの個展です。
代表作とされる作品を所有するロンドンのテート美術館やパリのポンピドゥーセンターから貴重な作品が来日し、東京都現代美術館が所有するコレクションとともに展示されていて、質量ともに圧巻です。
ちなみに東京都現代美術館はホックニーのコレクションでは、テート美術館に次ぐ作品数だそうです。
コロナ禍の中で制作され、見る人に作家のメッセージを感じさせる作品もありました。