ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展
2023年1月6日
上野の国立西洋美術館で開かれている「ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展」に行きました。
ドイツ生まれの美術商ハインツ・ベルクグリューンの個人コレクションをドイツ政府が買い上げ、ベルリン国立美術館群ナショナルギャラリーに属するベルクグリューン美術館として公開したのが2004年とのことで、今回は館の改修を機に、選りすぐりのコレクションが来日しました。
ピカソ、クレー、マティス、ジャコメッティといった現代美術の巨匠たちの優れた作品を見ることができます。
なかでもピカソについては、生涯の作品数が多く、いろいろな場所で目にすることがあっても、特に優れた作品を年代順にたどりながら見られる機会はそれほどありません。その点で今回はピカソ再発見の展覧会でした。
昨年はドイツのあたり年と「ルートヴィヒ美術館展」の際に記しましたが、その最後にふさわしい展覧会でした。
あけましておめでとうございます
2023年1月1日
新年あけましておめでとうございます。
旧年中は格別のご厚情を賜りましたことに御礼を申し上げます。
なかなか収束しないコロナ、国際情勢の緊張、為替や金利の動向など、考えておかなければならないことが多い年明けとなりましたが、いろいろなことが良い方へ向かうと信じて、日々取り組んでまいります。
本年もよろしくお願い申し上げます。
今年一年ありがとうございました
2022年12月28日
本日をもって今年一年の業務を終えました。この一年もまた、みなさまのお引き立てにあずかり、誠にありがとうございました。
さて、今年はコロナに加えて国際情勢の緊張、為替相場の急変動が企業経営や日常生活に大きな影響を与えることを感じさせる1年でした。こうした波乱は避られないものであっても、できるだけ正しい情報を集めて対処することの大切さに気付かされた1年でもありました。
来る年がみなさまにとって良き年になりますよう願っております。
ボッティチェリ特別展 美しきシモネッタ
2022年12月27日
竹橋の丸紅ギャラリーで開かれている「ボッティチェリ特別展 美しきシモネッタ」に行きました。
ルネサンスを代表する画家のひとり、ボッティチェリの肖像画『美しきシモネッタ』が丸紅のコレクションであることは知っていましたが、目にするのは初めてです。
丸紅ギャラリー開館記念展の第三弾の本展では、絵画としては、この『美しきシモネッタ』のみを展示するという企画です。もちろん、作品が各国のコレクターを巡ってきた来歴や、モデルとなったシモネッタの生涯も詳しく解説されていて興味を引きます。解説の中では、作品が日本へ来た時の真贋騒ぎがとてもハラハラさせる内容でした。
丸紅ギャラリーへは、開館記念展に行って以来です。
冬晴れの日でした。
国宝 東京国立博物館のすべて
2022年12月11日
上野の東京国立博物館で開かれている「国宝 東京国立博物館のすべて」に行きました。
創立150年の記念展として、当館が所蔵する国宝すべてが見られる機会ということで開催前から話題になっていた展覧会です。
展示品は初めて見るものも多く、新発見の連続でした。また、過去に見たものとの再会もあり、こちらは再発見の連続でした。
なかでも再会してうれしかったのは久隅守景の『納涼図屏風』です。細密な技巧の展示品が多い中にあってホッとします。
晩秋の庭園の様子です。本館の長い影が季節を感じさせます。
当館のキャラクターのモチーフにもなっているユリノキの巨樹がきれいに色付いていました。