竹内栖鳳展
2013年9月16日
東京国立近代美術館で開かれている『竹内栖鳳展』に行きました。久しぶりに観た近代日本画の展覧会です。
副題に『近代日本画の巨人』と記されているとおり、展示されている数多くの作品から近代日本画における画業の偉大さが伝わってきます。
私にとっても惹きつられる作品ばかりですが、とりわけ印象に残ったのは六曲一双の屏風『羅馬之図』でした。
プーシキン美術館展に行きました
2013年8月27日
横浜美術館で開かれている『プーシキン美術館展 フランス絵画300年』に行きました。
17世紀から20世紀までの各年代の名手たちの作品が時代順に展示されていて、フランス絵画史をたどれます。
横浜美術館のコレクション展には、フランス象徴主義の巨匠ギュスターヴ・モローの作品も展示されていて、こちらもフランス絵画つながりとしてお見逃し無く。
ルーヴル美術館展に行きました
2013年8月6日
東京都美術館で開催中のルーヴル美術館展に行ってきました。「地中海 四千年のものがたり」として、地中海の島々や地中海に面した各地の作品を年代ごとに集めたテーマ展示です。
注目はポスターにもなっているギャビーのディアナですが、思わぬ作品にも出会いました。それは、およそ200年前に初代ルーヴル館長に就いたドゥノンの画家としての作品2点です。現代にあっては、ルーヴルの3つの展示エリアであるシュリー翼、リシュリュー翼、ドゥノン翼のひとつにその名を残しています。作品は小品です。美術館の歴史に興味がある方はお見逃しなく。
クリュニー中世美術館
2013年7月30日
6月23日のブログで報告した「貴婦人と一角獣」を所蔵しているパリのクリュニー中世美術館に行ってきました。
行ったことは行ったのですが、当日は休館日。滞在日程の関係で再訪がかなわず、次回以降の楽しみとなりました。
その頃には「貴婦人と一角獣」は改修工事後の展示室に収まっているはずです。
貴婦人と一角獣展
2013年6月23日
国立新美術館で開催されている、「貴婦人と一角獣展」に行ってきました。
『貴婦人と一角獣』は、西暦1500年頃の作とされる6面からなるタピスリーで、フランス国立クリュニー中世美術館の至宝とされるものです。本来は門外不出のものですが、美術館の改修工事期間中の貸し出しがされ、その恩恵にあずかってきました。
作品の精緻さもさることながら、5百年を経たものとは思えない赤の鮮やかさは実物でなければ感じることができないものでしょう。6面目の「我が唯一の望み(Mon Seul Désir)」の謎は、諸説があって未だに解き明かされていない点が多くの人を魅了しています。