貴婦人と一角獣展
2013年6月23日
国立新美術館で開催されている、「貴婦人と一角獣展」に行ってきました。
『貴婦人と一角獣』は、西暦1500年頃の作とされる6面からなるタピスリーで、フランス国立クリュニー中世美術館の至宝とされるものです。本来は門外不出のものですが、美術館の改修工事期間中の貸し出しがされ、その恩恵にあずかってきました。
作品の精緻さもさることながら、5百年を経たものとは思えない赤の鮮やかさは実物でなければ感じることができないものでしょう。6面目の「我が唯一の望み(Mon Seul Désir)」の謎は、諸説があって未だに解き明かされていない点が多くの人を魅了しています。
神田祭
2013年5月12日
4年ぶりに復活した神田祭の宮入の様子です。祭は15日まで続きますが、12日の朝から晩まで続く氏子各町会の御輿の宮入で最高潮を迎えます。
当日は快晴で、最高気温は25.3℃の夏日でした。私どもの事務所の所在地は、内神田美土代町会の町内です。
燕子花図屏風
2013年4月30日
ゴールデンウィーク前半の一日、根津美術館で開かれているコレクション展を観てきました。
メインは尾形光琳の燕子花図屏風です。今年もまた観ることが出来たことに感謝しつつ、琳派のすぐれた作品や、野々村仁清、尾形乾山のやきものの名品に新たに感動しました。
写真は見頃となった庭園の燕子花です。
飛騨の円空展
2013年3月20日
東京国立博物館で開催されている、飛騨の円空展を観てきました。
故郷の飛騨では、だれにとってもなじみのある円空ですが、これだけの点数を一度に観ることができたのは特別展ならではです。
想像を超える大型のもの、7年に1度しか開帳されない秘仏の存在など、 新たな発見でした。
白隠とのもう一つの接点
2013年1月26日
1月14日付で白隠展のことを書きましたが、白隠をめぐる四つ目の接点が見つかりました。
つい最近、用事で実家に帰ったときのこと。書棚にあった、郷土の年中行事を記した本に、白隠を発見しました。
その本によると、江戸時代に白隠が、実家のある町の医師宅に長い間逗留し、蓮池観音の画を残しました。その後、この画を崇める観音講が、開かれるようになったということです。
四つ目の接点で、ついに立体的な白隠像になりました。