熊谷守一つけち記念館

熊谷守一つけち記念館

2018年11月8日

 岐阜県中津川市の「熊谷守一つけち記念館」に行きました。
 今年2月にブログで紹介した東京国立近代美術館の『没後40年 熊谷守一 生きるよろこび』展で、初めて郷里の近くに当記念館があることを知り、機会があればぜひ行きたいと思っていたところ、このたび実現しました。
 初期の作品から晩年の抽象的な絵画、そして生前の写真にも写っている遺品や画材が展示されていました。特に晩年の抽象画は生き生きとした線に魅力を感じました。
熊谷守一
展示室の窓からは熊谷守一が生まれた東濃の山河がよく見えました。
付知

巨匠たちのクレパス画展 日本近代から現代まで

2018年11月1日

 西新宿の東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館で開かれていた「巨匠たちのクレパス画展」に行ってきました。
 こどものころに慣れ親しんだクレパスは、クレヨンとパステルの良い点を兼ね備えた画材として大正時代に日本で発明されたとのことです。
 そのクレパスによる計100余名の作家の作品を集めた展覧会で、作品は風景画、静物画、肖像画、抽象画など幅広いジャンルにわたっていて見ごたえがありました。
クレパス画
 絵を見た後は美術館のある高層階から遠くを眺めて目の緊張をほぐします。
損保ジャパン

没後50年 藤田嗣治展

2018年10月27日

 上野の東京都美術館で開かれていた「没後50年 藤田嗣治展」に行きました。
 今や多くの説明を要しない画家の大回顧展で、初期から晩年までの作品が数多く展示されていました。
 エコール・ド・パリでの活躍、太平洋戦争期の作戦記録画への協力、フランス国籍の取得、キリスト教への帰依などの転機を、作品の展示とともに知ることができたことは大きな収穫でした。
藤田嗣治
 
 

没後50年 河井寛次郎展

2018年10月22日

 汐留のパナソニック汐留ミュージアムで開かれていた「没後50年 河井寛次郎展」に行ってきました。
 多彩なジャンルの作陶の名品のみならず木彫や書を集めた展示を見ることで、これまで興味を持ちながらもなかなかたどり着くことができなかった制作の全貌に少し近づいた気がしました。
 また、東京高等工業学校の窯業科卒ということと、これに関連した写真パネルの展示は、私の母校の新たな一面を知るきっかけになり、より親近感を覚えました。
河井寛次郎

ミケランジェロと理想の肉体

2018年10月15日

 上野の国立西洋美術館で開かれていた「ミケランジェロと理想の肉体」展に行ってきました。
 自らを「彫刻家」と呼び、また、彫刻こそが芸術の最高の表現方法と考えていたとされるミケランジェロの貴重な作品が今回2点展示されました。
 1点は初期の「若き洗礼者ヨハネ」で、もう1点は円熟期の「ダヴィデ=アポロ」です。
 骨格や筋肉、ポーズを見るだけでなく、題材となった洗礼者ヨハネの表現を見たり、今もなおダヴィデとアポロのいずれにも定まっていない題材を、自分なりに持ち物や身の回りの物から推量したりするのは楽しいことでした。
 その他の古代ギリシャ・ローマやルネサンスの彫刻作品の展示も見ごたえ十分です。
ミケランジェロ

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