月岡芳年 血と妖艶

月岡芳年 血と妖艶

2020年10月2日

 原宿の太田記念美術館で開かれている「月岡芳年 血と妖艶」展に行ってきました。
 月岡芳年は幕末から明治前半にかけて活躍した浮世絵師で、歌川国芳に師事しました。
 展覧会では「血」「妖艶」「闇」のキーワードで月岡芳年の作品を掘り下げていて、中には凄惨な血みどろ絵もあります。
 これまでなじみのなかった月岡芳年ですが、今回の展覧会でたくさんのことを知ることができました。
太田

内藤コレクション展Ⅱ

2020年9月25日

 しばらく前に、上野の東京国立西洋美術館で開かれていた「内藤コレクション展Ⅱ 中世からルネサンスの写本 祈りと絵」に行きました。
 以前にご紹介した「内藤コレクション展」の続きで、15~16世紀の西ヨーロッパで制作された色彩豊かな時祷書のリーフを中心に数多くの作品が展示されていました。
 手のひら大の獣皮紙に描かれた絵や文字は、下の写真のように拡大されたパネルになっても美しさが損なわれていないのが驚きでした。
写本

The UKIYO-E 2020 日本三大浮世絵コレクション

2020年9月19日

 上野の東京都美術館で開かれていた『The UKIYO-E 2020 日本三大浮世絵コレクション』に行ってきました。
 三大コレクションとは、太田記念美術館(東京・原宿)、日本浮世絵博物館(長野・松本)、平木浮世絵財団だそうで、このように一堂に見ることができるのは初めてのことのようです。
 ここ数年はブームもあって浮世絵を見る機会が増えていましたが、このたび一挙に約60名の浮世絵師の絵を見たことで、頭の中でおぼろげながら流派や時代の系譜ができてきたような気がします。
 展示されている作品は400点を超え、展覧会を見るのも”体力”と改めて感じました。
浮世絵
浮世絵パネル
 

おいしい浮世絵展

2020年9月13日

 六本木の森アーツセンターギャラリーで開かれている『おいしい浮世絵』展に行ってきました。
 食を切り口とした浮世絵を集めた企画です。葛飾北斎、歌川広重、歌川国芳などの名だたる浮世絵師が描いた食の風景を見ることができます。
 浮世絵の主役は人物ですが、描きこまれた料理が何かを想像し、今も全く変わっていないものがあったり、今は食べられなくなってしまったものがあったりを発見するのは楽しい時間です。
おいしい浮世絵
おいしい浮世絵パネル
 ギャラリーのあるフロアからは、ほぼ360度、東京の街を見下ろすことができます。
おいしい浮世絵六本木

SOMPO美術館 開館記念展 珠玉のコレクションーいのちの輝き・つくる喜び

2020年9月9日

 西新宿に開館したSOMPO美術館の開館記念展に行ってきました。
 昨年までの損保ジャパン日本興亜美術館が隣に建てられた新美術館棟に移転して、このたび館名も新たにオープンしたものです。
 新型コロナウィルス感染拡大のため開館が5月から7月に延ばされましたが、日時指定の予約制で記念展が実現しました。
 展覧会では当館が有する幅広いジャンルのコレクションをまとめて見ることができました。
 トピックとしては、当館のゴッホのひまわりと、現在、国立西洋美術館で開催中のロンドン・ナショナル・ギャラリー展で展示されているひまわりの2点を同じ時期に日本で見られることです。さらに、現存するゴッホの6枚のひまわりのうち、この2枚がほぼ同時期に描かれたという点でも今回は貴重な機会といえます。
 また、当館にゆかりのある東郷青児のコレクションをまとめて見ることができ、その良さを再発見しました。
SOMPO
SOMPO外観

 

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