スケーエン:デンマークの芸術家村展

スケーエン:デンマークの芸術家村展

2017年4月24日

 上野の東京国立西洋美術館で開催されている「スケーエン:デンマークの芸術家村展」を見ました。
 日本とデンマークとの間で外交関係が樹立して150周年の記念として企画されたとのことです。
 スケーエン(スカーイェン)とはデンマーク最北端に位置する地名で、かつてその独特な風土が北欧各国から画家達を呼び寄せ芸術家村をなしていたそうです。
 地図を見るとユトランド半島の先端から更に突き出ている半島です。今回の展覧会のジャンルはスケーエンにおける風景画や労働の様子などが中心で、その中でも風景画が印象に残りました。
スケーエン
  

MOMATコレクション展(東京国立近代美術館所蔵作品展)

2017年4月9日

 竹橋の東京国立近代美術館で開催されいているMOMATコレクションに行きました。
 近くの千鳥ヶ淵の桜の開花時期にあわせ、桜を描いた作品が展示されているほか、美術館が誇る所蔵作品が展示されていました。
 岸田劉生の「道路と土手と塀(切通之写生)」などが間近で見られるのはここならでは。
コレクション展
 美術館近くの桜も目を楽しませてくれました。
さくら

ジョー・プライスさんのこと

2017年3月31日

 今月のジョー・プライス氏による日本経済新聞の「私の履歴書」が本日で最終回を迎えました。
 米国人のプライス氏は、若い頃来日した日本で江戸時代の絵師伊藤若冲の一幅の掛け軸に出会いました。これをきっかけとしたその後の若冲コレクションを通じて、埋もれていた絵師の存在を多くのひとに気付かせたストーリーは、氏の絵画に対する限りない愛情を感じるものでした。
 平成18年に上野の東京国立博物館で開催された「若冲と江戸絵画」展の会場において間近でお見かけしたプライス夫妻、また、まったく別の機会にお見かけした夫妻の何とも言えず親しみを感じさせる雰囲気は、やはりプライスさんと呼びたくなります。
 

マティスとルオー展

2017年3月16日

 汐留のパナソニック汐留ミュージアムで開かれている「マティスとルオー展」を見てきました。
 汐留ミュージアムが所有するルオーコレクションにのほかに、フランスや日本各地の美術館、そして個人蔵の貴重なマティスとルオーの作品が集められています。
 パリの国立美術学校(エコール・デ・ボザール)のギュスターヴ・モロー教室で共に学んで以来、生涯の友人としての交流を示す手紙の展示もあり、二人の画家の深い友情を感じることができました。
 これまでルオーの作品に心が動くことはありませんでしたが、今回の展覧会で少し変わったような気がします。
マティスとルオー

ティツィアーノとヴェネツィア派展

2017年2月28日

 上野の東京都美術館で開かれている、「ティツィアーノとヴェネツィア派展」に行きました。
 昨年から今年にかけては、日伊国交樹立150周年記念ということで、ボッテイチェリ展やカラヴァッジョ展などが相次いで開かれ、日本におけるイタリア美術鑑賞の当たり年となっています。
 今回の「ティツィアーノとヴェネツィア派展」はヴェネツィア派をテーマにした展覧会で、昨年の夏に開かれた「アカデミア美術館蔵 ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち展」とのつながりを強く感じます。
 ポスターにもなっているティツィアーノの「フローラ」のほかに「ダナエ」や「教皇パウルス3世の肖像」など、ティツィアーノの画集にはもれなく載るような名画を見ることができます。
 また、ヴェネツィア派のジョヴァンニ・ベッリー二やヴェロネーゼ、ティントレットなどの作品も見逃せません。
ティツィアーノとヴェネツィア派展 

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