ミュシャ展

ミュシャ展

2017年6月13日

 六本木の国立新美術館で開かれている「ミュシャ展」に行ってきました。
 ミュシャといえば優美で洗練されたポスターや装飾パネルをまず思い浮かべますが、今回のメインは「スラヴ叙事詩」の連作20点です。
 自らのルーツであるスラヴ民族の歴史をテーマに晩年に取り組んだ「スラヴ叙事詩」についてはかねてから見たいと思っていたので、とても楽しみにしていた展覧会です。
 展示室に入ると、まずはサイズに圧倒され、つぎにひとびとの描写に圧倒されました。
 おそらく今後は本国のチェコ以外で見ることができなくなる貴重な機会だとおもいます。
ミュシャ1
 展示室の一室は写真撮影が可能でした。
ミュシャ2

オルセーのナビ派展

2017年6月4日

 丸の内の三菱一号館美術館で開かれていた「オルセーのナビ派展」に行きました。
 印象派のコレクションで知られるオルセー美術館ですが、近年は同館のギ・コジュヴァル総裁が専門とするナビ派のコレクションにも力を入れているとのこと。そのオルセー美術館から来日したセリュジエ、ヴュイヤール、ボナール、ドニ、ヴァロットンといった画家たちの選りすぐりの作品を見ることができました。
 セリュジエの「護符(タリスマン=Le Talisman)」はナビ派の象徴的な作品だそうですが、この重要な絵がさりげなく、何気なく展示されているのは興味深いところです。
ナビ派
三菱一号館

シャセリオー展 -19世紀フランス・ロマン主義の異才

2017年6月2日

 上野の国立西洋美術館で開かれているシャセリオー展に行きました。
 テオドール・シャセリオーはフランス新古典主義の巨匠アングルに才能を見出されて10代初めに弟子になります。その後ロマン主義に傾倒するにしたがって作風が変化して行くのが展示をたどるとよくわかります。
 37歳で早逝したこともあり、画家としての評価はこれからだそうですが、会場に展示されているギュスターヴ・モローやシャヴァンヌ、ルドンの作品を見ると、与えた影響の大きさにを感じずにはいられません。
シャセリオー

歌川国芳 21世紀の絵画力

2017年5月30日

 府中市美術館で開かれていた「歌川国芳 21世紀の絵画力」展に行ってきました。
 はじめて訪れた美術館は「府中の森公園」の中にあり、気持ちの良い陽光と風を感じられる場所でした。
 予想以上にたくさんの作品が展示されていて、とくに、猫を擬人化した作品は何とも言えないおもしろみがあり見飽きませんでした。
歌川国芳

燕子花図と夏秋渓流図

2017年5月27日

 南青山の根津美術館で開かれていた「燕子花図と夏秋渓流図」展を見ました。
 毎年、燕子花の時期に展示される尾形光琳の「燕子花図屏風」とともにメインに選ばれたのは、光琳の約140年後に活躍した鈴木其一の「夏秋渓流図屏風」です。
 ここ数年は年中行事のようになっているこの時期の根津美術館行きは、「燕子花図屏風」との再会もさることながら庭園の散策も楽しみの一つです。
光琳
燕子花

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