国立トレチャコフ美術館所蔵 ロマンティックロシア
2019年2月20日
渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで開かれていた「国立トレチャコフ美術館所蔵 ロマンティック・ロシア」に行ってきました。Bunkamura30周年ということで、ロシアの国立トレチャコフ美術館が所蔵するロシアの作家による粒よりの作品が展示されていました。
これまで断片的にしか知らなかったシーシキン、レーピン、クラムスコイといったロシアを代表する画家の作品を見られたこと、その他の主要な作家の作品を見られたことはロシア美術の理解を深めるのにとても役に立ちました。
中でも風景画は、ロシアの大地を感じさせる作品が揃っていました。
ジョルジュ・ルオー 愛のすべて。
2019年2月13日
汐留のパナソニック汐留ミュージアムで開かれていた、「ジョルジュ・ルオー 愛のすべて。」展に行ってきました。
開館15周年ということで、同館が誇るジョルジュ・ルオーの作品に加えて、ヴァチカン美術館などから来日した貴重な作品を見ることができました。
フェルメール展
2019年1月20日
上野の森美術館で開かれているフェルメール展に行ってきました。
バロック期のオランダの画家フェルメールは、現存する作品が35点と少なく、収蔵数ではいちばん多いニューヨークのメトロポリタン美術館でも同時に見ることができるのは5点です(5点の収蔵自体が驚きですが)。
今回の展覧会では、そのフェルメール作品の9点(うち1点は期間限定で今回は見られず)を一つの部屋で見られるとても貴重な展覧会でした。
展覧会のタイトルはフェルメール展ですが、ハブリエル・メツーやピーテル・デ・ホーホ、ヘラルト・ダウ、ヤン・ステーンなど同時代の画家の優れた作品も見ることができるという点でも貴重な展覧会です。
ルーベンス展
2019年1月10日
上野の国立西洋美術館で開かれていたルーベンス展に行ってきました。
バロックの巨匠としてたくさんの名画を残したルーベンスの、イタリアとのかかわりにスポットを当てた展示構成です。
イタリアとのかかわりという点では、古代彫刻のポーズから影響を受けたとことがわかりやすく解説されているのはとても勉強になりました。
神話画、宗教画ともルーベンスらしい作品がそろっていて見ごたえ十分です。
東山魁夷展
2018年12月25日
六本木の国立新美術館で開かれていた「東山魁夷展」に行ってきました。
この展覧会は、生誕110年を迎えた巨匠の10年ぶりの大回顧展ということで、会場はとても賑わっていました。
美術館のゆったりしたスペースを生かした展示室では、多くの人が絵の前に立ち止まってじっと見ていて、その様子は他の展覧会とは異なる雰囲気があります。
また、静けさをたたえた絵を見ていると、会場のざわざわした音が聞こえなくなるのが不思議です。
圧巻は、完成までに10年を費やした唐招提寺御影堂の障壁画です。実際の障壁画の様子が伝わる展示は、画のすばらしさを更に引き立ててくれるものでした。