プラド美術館展
2018年4月18日
上野の西洋美術館で開かれている「プラド美術館展 ベラスケスの絵画の栄光」を見てきました。
展覧会の中心は17世紀の絵画で数多くの傑作が来日しました。ベラスケスの作品7点というだけで見る価値がある上に、リベーラ、スルバラン、ムリーリョといったこの時代を彩った画家たちの名画がみられるほか、ティツィアーノやルーベンスのすぐれた作品も見ることができました。
印象的な作品をひとつ挙げると、二十歳のベラスケスによる「東方三博士の礼拝」で、確かな構図などから非凡さを感じます。
ブリューゲル展
2018年4月3日
上野の東京都美術館で開かれていたブリューゲル展に行ってきました。
ピーテル・ブリューゲル1世にはじまり、ピーテル・ブリューゲル2世、ヤン・ブリューゲル1世とその子や孫に続く画家としてのブリューゲル家の作品が並んでいました。
これらの作品の多くがプライベートコレクションで、日本で初公開のものがほとんどだそうです。
独自の画風を確立したヤン1世に比べてピーテル1世の画風を継いだために地味な印象のピーテル2世の作品が見られたほか、一族の作品を見られたのは貴重な機会でした。
色絵 Japan CUTE !
2018年3月29日
丸の内の出光美術館で開かれていた、「色絵 Japan CUTE !」展に行ってきました。
館が所蔵する江戸時代以降の色絵の施されたやきもののすぐれた作品が数多く展示されています。
思わず見入ってしまう好みの鍋島や野々村仁清の京焼はもちろん、現代の陶工による作品も並べられていました。
日本のやきもののデザイン性と色使いのすばらしさを再発見するとともに、この分野における館のコレクションの厚みを感じる展覧会でした。
ボストン美術館 パリジェンヌ展
2018年3月16日
世田谷美術館で開かれている「ボストン美術館 パリジェンヌ展」に行ってきました。
18世紀から20世紀のパリジェンヌのさまざまな姿を、絵画や衣類、道具などで展示する企画です。
ロココから現代までが凝縮されていて、それぞれの時代が興味をひきます。
北斎とジャポニスム
2018年2月19日
上野の国立西洋美術館で開かれていた「北斎とジャポニスム」展に行きました。
展示では、葛飾北斎の作品とその影響を受けたとされる西洋の絵画が並べて展示してあり、北斎が印象派以降の西洋絵画にインスピレーションを与えていたことがよくわかりました。
普段は常設展示されている当館のすぐれたコレクションが特別展示されているのを見るのは新鮮でした。また、馬淵館長の監修と聞いていたとおりの、とても見応えのある展覧会でした。